ピーク温度と昇温速度の関係から活性化エネルギーを求める方法もあります。TSC原理式を微分し、微分値がゼロになる、つまりTSCが最大となる温度をTmとすれば、次式が成立します。
昇温速度を変えてTSCを測定すればTmが変化するため、ln (T2m/β) ∝ 1/Tmの関係をプロットすれば、その傾きから活性化エネルギーが求められます。
1.TSCの発生原理
2.初期分極量、残留分極量
3.活性化エネルギー算出 Initial rise法
4.活性化エネルギー算出 Bucci plot
5.活性化エネルギー算出 ピーク温度による方法
6.誘電率のシミュレーション