双極子分極の分極及び脱分極は、下式で示されるアレニウス型の緩和時間τで指数関数的に進みます。
一方、分極過程において、ある温度で十分長い時間の電界印加で下式の分極が形成されます。
分極は緩和時間τで指数関数的に変化します。形成された分極を低温まで維持した状態で再昇温することで昇温中に脱分極が生じ、熱刺激電流が確認されます。
上記の式は双極子分極によるTSCだけではなく、脱トラップによるTSCについても成り立ちます。
1.TSCの発生原理
2.初期分極量、残留分極量
3.活性化エネルギー算出 Initial rise法
4.活性化エネルギー算出 Bucci plot
5.活性化エネルギー算出 ピーク温度による方法
6.誘電率のシミュレーション